宮市亮がブンデスリーガ2部FCザンクトパウリと3年契約で合意
先日、お知らせした宮市亮のアーセナル退団。
http://fantasy-dig.net/sports/661/
退団後、代理人と宮市亮の動きは速く、
ドイツブンデスリーガ2部FCザンクトパウリへの移籍が発表された。
ザンクトパウリと言えば、1988-89シーズンに岡崎加寿夫が所属していたとオールドファンなら知るところのクラブです。
FCザンクトパウリとは?
はたして、宮市亮は再度羽ばたけるのか?
考察します。
宮市亮が所属するFCザンクトパウリとは?
FCザンクトパウリは、ドイツハンブルグに本拠地を置くクラブです。
本拠地は、ミラントア・シュタディオン。
24,701人の収容です。
ハンブルグは、ベルリンに次ぐ第2の都市にあり、チャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)、カップウィナーズカップ(現在は消滅)のビッグタイトルホルダーでもあるハンブルガーSVが有名です。
そのハンブルグで人気を二分するのが、FCザンクトパウリです。
このハンブルグ・ダービーは大いに盛り上がるそうです。
近年の成績をみますと、2010-11シーズンにブンデスリーガ1部で戦うも、18位で1シーズンで降格。
昨シーズンは2部で15位と厳しい結果がでした。
ハンブルガーSVが、1度も2部に降格したことがないクラブに対し、2部、3部の経験が多いクラブとなっています。
宮市亮は、FCザンクトパウリの救世主となれるか?
昨シーズン15位と一歩間違えると3部降格という厳しい状況から、来シーズン、チームそして宮市亮自身が飛躍のシーズンとできるのでしょうか?
このクラブにすばらしいサポーターがいることを知っている。このスタジアムに立ちうれしく思うと同時に、この芝生のピッチの上でプレーすることが待ち切れない。昨年(2部で15位)よりいい順位に付けるよう、最善を尽くしたいと思います」
日刊スポーツウェブより
心機一転、巻き返す覚悟はできているコメントと言えるでしょう。
1番のメリットは、ドイツには、多くの日本人選手がいますので、情報が多いこと。
そして、アーセナルでは、スターばかりの中で臆してしまった部分が、FCザンクトパウリではないでしょう。
思い切って宮市亮自身の良さを出し切れるでしょう。
他方、心配な点は2点。
本拠地の脇には、ドイツ最大級の歓楽街であるレーパーバーンがあること。
日本でも問題になったことがありますが、
選手がぐれて道を外してしまうという事例が、旧西ドイツ時代にはけっこう同様のじれいがあったそうです。
そのグレで道を外す例が、ハンブルグの方が、例えば、バイエルンなどと比べて高いという話を聞いたことがあります。
ロンドンにいたり、オランダの経験もある宮市なら問題ないと信じたいところですが、
やはり何かのきっかけではまるのが歓楽街。
十二分に注意してもらいたいです。
そして、もう1点は、フィジカルコンタクト。
どの国のリーグも、1部よりも2部の方が技術的には劣る分、フィジカルコンタクトが厳しい傾向にあります。
これまでも厳しい当たりに苦しんできた傾向のある宮市亮だけに、厳しい当たりに対して、どう対処するのか?
このあたりは、香川真司や岡崎慎司の動きを参考にしつつ、自分自身のものとして、乗り切ってもらいたいものです。
まとめ
宮市亮が完全復活するには、
ゴール
これしかないでしょう。
アシストも大切ですが、やはり前側の選手は点を取ってナンボ。
見本となるのは、前所属先のアーセナルのアレクシス・サンチェスでしょう。
攻守に全身全霊を傾け、どんなことがあろうと試合に出ようとする貪欲さ。
また、師弟関係とも称されたロシツキーから学んだことを、
自分の中に落とし込んで、プレーで活かせれば良い方向へ向かうはずでしょう。
もう一度、フェイエノールトでみせた、キレキレのドリブルで、そしてアーセナルそしてローン先で学んだことを活かせば、サンチェスにすぐは及ばないにせよ、ゴールは奪えるはず。
アーセナルでの経験を活かし、ヴェンゲルを見返すような働きを期待しています。
宮市亮、また、鮮烈な働きを期待します!
最後までお読みいただきましてありがとうございます。