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陸上競技

批判殺到 為末大「成功の99%は資質」について考える

投稿日:2015年5月6日 更新日:

批判殺到!素質はすべてに優先する為末大の発言の真意とは?

前回は為末大の批判が殺到した箱根駅伝に関する発言と為末大の競技歴をみました。

http://fantasy-dig.net/sports/415/

そして今回はさらに大いに盛り上がった?
炎上した発言

それを言っちゃおしまいだよ的な意見を多く散見しました。

この為末大の発言に反論することが、
じつは日本全体にある

努力すればどうにかなる

努力してもどうにもならない

この区別がついていないために誤解が生じたと考えます。

そのことを踏まえ、為末大が言いたいということについて解説します。

今回もちょっと厳しい見方になるかもしれませんが、どうぞ最後までおつき合い下さい。

速く走る、速い球を投げる、基本は素質です

日本人初の100m9秒台なるか?で

桐生祥秀が話題ですね。

彼も速く走るという素質があったからこそ、現状の位置にいると言えます。

また、プロ野球で大活躍の

大谷翔平選手。

バッティングも凄いですが、投手として160km/h近い速球を投げられる。

これも生まれ持った資質があった上での努力であると言えるでしょう。

いくら努力しても、150km/hを超えるボールを投げることはできません。

努力すれば、一般人でも120km/hくらいまでは投げられるかもしれませんが、それ以上は関節の可動域や筋力、筋出力の関係で投げられるようになりません。

また、同様に走る方もそうです。

努力したから100mで10秒台で走れるようになるのか?

なりませんよね?

あれこれ改善すれば、男子の高校生であれば、12秒を切れるようになるかもしれませんが、それ以上となると難しいと言わざるを得ないでしょう。

素質の上に性格、耐性、努力などの要因がある

むろん

玉磨かざれば光なし

のことわざの通り、いくら素質があっても、正しい方法でトレーニングを積まねば結果を残すことはできません。

その点で努力は必要と言えますね。

これまでも多くの素質がありつつも、記録を残せず、また勝ちきれずに引退した選手が、あまたいることは事実。

惜しまれていますが、

それは素質があったから。

素質がない選手で惜しまれるということはないはずです。

素質があった上で、努力したからこそ成功するのだという現実があることを、とくにスポーツ界の人たちは再認識するべきでしょう。

努力すればどうにかなるとは?

努力すれば報われる

を信じたい人の多くは、自分がそうだったから、または周囲にそういう人がいたからということなのではないでしょうか。

それは努力すれば報われる領域であったということが言えるのではないでしょうか。

例えば、野球で申し上げますと

甲子園に選手として出場する

これは努力すればどうにか達成できそうですね。

ところが、

ドラフト1位で指名される

こうなると一気に敷居が高くなります。

甲子園に出場するのもかなり敷居が高いと言えば高いですが、夏の大会だけでも最低400名超が試合に出場しますから、少なからずチャンスはあるでしょう。

ところが

ドラフト1位となると12名。

しかも、社会人、大学からも1位指名がある訳で、高校生で1位指名されるとなると、相当に力があるか、将来性があると見込まれないと指名されないという現実にぶち当たります。

インターネットが発達してからの傾向として、まず、早い段階からドラフト1位となっている選手以外で、突然ドライチ指名されたというケースは稀有です。

今は、力のある選手は早稲田実業の清宮清太郎ではありませんが、中学時代から知れ渡っているケースが多々あります。

ダルビッシュ有にしても、中学時代から相当に名前は知られた存在であったことからも、そのことがお分かりいただけるでしょう。
(むろん自分も知っていました)

名選手必ずしも名監督にあらずは努力の定義違いなのか?

名選手、必ずしも名監督にあらず

とは言い古された言葉かもしれません。

じっさい指導者として失敗している名選手の例を挙げたら枚挙に暇がないのが現実。

よく聞く話では、

俺はこうやってきたから成功した

だからお前らもやれ

しかし、冷静に判断すると、その練習に耐えうる身体能力が、その指導者にあったからという前提条件が抜け落ちてます。

指導者が現役時代にやってきた努力を強要したところで、やるのは選手ですから、身丈に合ったトレーニングが必要です。

ところが、自分がやってきたこと、レベルを基準とするため、選手たちの能力ではついていけない、または壊れるという悪循環に陥ります。

結果として、選手に無理を強いた結果として、選手育成に失敗に至ります。

ここが大きな日本の問題であると為末大も気づいて発言しているのでしょうが、なかなか理解されていないのが現実です。

努力すれば報われないのか?

努力しても報われないのなら、努力しない方がいいのか?

と言うと、これまた極論ですね。

努力したら報われるという考えとは、ちょっと違うかもしれませんが、取り組むことで、その後の人生にプラスになることは多々あります。

例えば、帝京高校サッカー部。

小沼貞雄監督時代は、練習が厳しく、全国大会優勝の常連校として有名でした。

が、世界的な選手は一人も出ていません。

この点においては、努力は必ずしも報われていませんね。

ところが、その厳しい練習の中から、

芸能界を勝ち残る、とんねるず木梨憲武

女子サッカー世界一に導いた佐々木則夫

といった人材をはじめ、あまた多くの業界に優秀な人材を輩出しています。

こういった人材育成という面では、
苦行と呼べるような練習や礼儀作法の指導によって、人間形成がなされ、
のちにその結果として成功した。

これは努力は報われたと言えるでしょう。

こういった事例からみても、努力することによって、その後の人生や仕事にプラスになる面はあります。

たぶんに

努力は報われる

と考えていらっしゃる方は、こういった面を指摘していると推測します。

まとめ

世界レベルで戦う、プロで戦うとなると、
間違いなく素質が根本的にあると断言できます。

例えば、ビジネスの世界でも、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツは朝から晩まで働いていたことが知られています。1日16時間以上は当たり前で、ソフト開発、会社経営を行っていたそうです。

ところが、これを普通の人がまねると、心臓麻痺を起こす可能性が極めて高いことを、労働時間と仕事の成果を研究する経営コンサルタントランチェスター経営株式会社代表の竹田陽一氏は指摘しています。

ビジネスにおいても、肉体的な資質が関係あるのですから、ましてスポーツの世界においては、為末大の指摘する99%が生まれ持った資質ということを否定することはできません。

ただし、前述の通り、スポーツに真剣に取り組むことで、のちのちの人生にプラスになることもあります。

諦めずに最後まで取り組むことや、集団生活で必要な要素を学ぶこともできるでしょう。

そういった良い面があるということ理解した上で限界が見えた選手に対し、

よくここまで頑張ったね

と言って上げることも大切なのではないでしょうか。

為末大は、日本人の中では短距離の資質を兼ね備えた人間でありました。

ですが、世界を取る!

となると厳しい自分の資質を知った上で、
種目選び、自分が勝てる可能性のある分野に取り組んできた結果から述べた実体験から出てきた言葉です。

努力は報われる

努力しても報われないこともある

この仕分けをしつつ、人生が豊かになれば良いのではないでしょうか。

今回、こういったことを考えるきっかけを与えてくれた

為末大

に改めて感謝するとともに、さらなる活躍を期待するものです。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

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