名優萩原流行、青梅街道で交通事故死

4月22日18時頃、東京都杉並区高円寺南、青梅街道上り車線。俳優の萩原流行が事故により死亡しました。

まず、故人のご冥福をお祈りいたします。

くせのある役をやらせたら右に出る者はいない。
本当に素晴らしい役者さんでした。

萩原流行が事故死した青梅街道の現場とは？

この事件が起こった現場である片側3車線の新宿方面に向かう、青梅街道、環状7号線手前。

五日市街道入口から高円寺陸橋の間での事故のようです。

ここは通られた方はお分かりいただけますが、環七の高円寺陸橋交差点の信号を通過したいという気持ちが強くなり、勢い、速度超過になりやすい箇所です。

また、渋滞では定番である環七に入る方も、少しでも早く環七に入りたいという心理が働く場所でもあります。

続報によれば、停車する車両を避けるため、車線変更した警察の護送車と接触していた可能性があるとのこと。

接触後、第3走行帯に投げ出され、後方から来た車両に轢かれたことが死因という情報が出ていました。

じっさい、今後の捜査結果を待たねばなりませんが、故人が生き返ることはありません。

残念、かわいそうで終わらず、
この萩原流行の交通事故死を、今後の教訓にせねばならないでしょう。

そこで今回は、警視庁管内の二輪車事故の傾向についてまとめました。

昨年、平成26年の警視庁管内（東京都内）での交通事故死は172人。

そのうち45人が二輪車を走行中に事故死されています。全体の26.2%で、歩行者の62人に次いで2番目に多くなっています。

全国に広げますと、平成26年の死亡者数は697人、16.9%となっています。

全国平均と比較していただいてもお分かりいただけますように、警視庁管内では、二輪車の死亡者構成率が非常に高い数値を示しています。

そして、二輪車事故負傷者のおもな損傷部位として、頭部が47.4%、胸部28.4%、腹部7.1%となっています。（過去5年の全国平均）

頭部の損傷が多いことが分かりますが、過去5年の二輪車乗車中の死者のうち36.9%が事故のさい、ヘルメットが脱落し、落命しているそうです。

こういった経緯から、警視庁では、

を推奨しています。

これは二輪車に限ったことではありませんが、自分だけは大丈夫という妄想に近い自意識過剰が事故の遠因にあることは否めません。

道路交通は、ある種の共同作業と言えるでしょう。

歩行者、自転車、自動二輪車、四輪車が互いに思いやった走行をすれば、事故は減少させられるはずです。

しかし、現実はそうなっていない。

今回の萩原流行の死を無駄にしないためにも、安全運転の励行が必要でしょう。

譲り合う気持ちを持つことを、

わたしも

あなたも

みなが

持つことが交通事故死を減少させることに繋がるでしょう。

また、100%過失というバック事故や追突を除けば、大半が事故の過失比率で揉めるものです。

もめ事を最小限に防ぐという面と、瞬間的な記憶がどうしても曖昧になりがちなところを補うために、ドライブレコーダーをつけて走行することも身を守る一つの方法かもしれません。

ちなみに二輪車のようドライブレコーダーもあるようです。

ありし日の萩原流行の快演を見つつ、
天国でも素晴らしい演技を見せて下さい。
いままでおつかれさまでした。
ありがとうございました、名優萩原流行。