死に至ることもあるパンケーキミックスとお好み焼き粉の常温保存の危険性
6月16日発売の週刊SPAの特集「死を招くオシャレな食べ物20選」でも紹介されていたパンケーキミックスやお好み焼き粉に発生するコナヒョウダニの大量発生。
このコナヒョウダニを経口すると、アナフィラキシーショックを発症する危険性があるそうです。
アレルギーの一つである、アナフィラキシーショックは、じんましんや嘔吐、呼吸困難を引き起こし、最悪の場合、死に至るケースもあるそうです。
自分自身、アレルギー体質であり、じんましんが持病で、アナフィラキシーショック症状を呈したことが何度かありました。
幸い、このように文章を打っているということは死に至っていない訳でして、運が良かったとしか言いようがありません。
自分の経験上、非常に苦しく、本当に生きた心地がしない状態に陥ります。
そんな恐怖のアナフィラキシーショックを引き起こす、パンケーキミックスの保管方法について、そしてその対処策をみていきます。
小麦ミックス粉に繁殖しやすいコナヒョウダニ
ミックス粉などの粉製品に混入したダニの経口摂取によるアナフィラキシーショックの症例は、1993年に海外で初めて報告され、”パンケーキシンドローム”と呼ばれています。
問題となっているコナヒョウダニは、
- チリダニ科、体長0.3〜0.4mm
- 3〜4週間で卵から成虫となる
- ほこりや人間のふけ、粉類など有機物ならなんでもエサにして繁殖する
- ダニの消化管の酵素やダニそのものがアレルゲンとなる
布団やカーペットに繁殖したダニが、空気中を浮遊し、袋のスキマから入り込み、繁殖するそうです。
完全密封というのは、1度封を開けてしまえば、不可能ですので、常温保存は基本的にダメということになります。
コナヒョウダニを繁殖させない方法
コナヒョウダニを一網打尽!ということは残念ながら無理というものです。
そこで、ダニを繁殖させないようにすることが必要となります。
そこで専門家は下記のことを提言しています。
- ダニを繁殖させない注意ポイント
- 開封後、密閉しないで常温保存していたミックス粉は捨てる
- 開封後の粉類は密閉して冷蔵庫に保管する
- ダニアレルゲンは加熱しても壊れない
日経ウーマンOn line
まず、じっさいご自宅にある開封済みのミックス粉は破棄することが肝要のようです。
アレルゲンとなる、コナヒョウダニは加熱しても壊れないということですから、もったいないと思わず、破棄することがアナフィラキシーショックを起こさないためには、不可欠のようです。
また、使用し、開封したのちは、密封し冷蔵庫で保管することを推奨しています。
理想としては、1度に使い切ることが大切のようです。
毎日、朝、焼きたいという方もいるでしょうが、その場合は、前述の通り、密封し冷蔵庫で保管し、できるだけ早めに食べきることが大切のようです。
まとめ
コナヒョウダニは、うまみ成分のはいったミックス粉を好み、基本的に小麦粉に繁殖しやすいという研究データもあります。
小麦粉類は冷蔵庫保存が間違いないようです。
また、コナヒョウダニによるアナフィラキシーショックを引き起こす可能性が高い人の例として
- ハウスダストアレルギーを持つ人
- アスピリン不耐症の人
- アトピーなどアレルギー性疾患を持っている人
以上の方は、十二分に注意が必要だそうです。
見れば、自分自身もハウスダストアレルギーは多少、アレルギー性鼻炎もありましたので、十二分にコナヒョウダニの経口には注意しないとでしょう。
自分の場合は、アナフィラキシーショックをやっていますから、外でも、パンケーキは避けた方が無難のようです。
おいしいですから、食べたい。。。
ですが、食べ物で命のやり取りをすることは避けたいとこです。
我慢することも肝要ですね。
繰り返しになりますが、
パンケーキミックス
お好み焼き粉
開封したら冷蔵庫で密封保存をお忘れなく。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。