インテル長友佑都が不調?試合出場が激減
インテル長友佑都の出場機会が減少している。
ケガの影響もあったが、復帰後も出番が回ってこない状況に陥っている。
残り4節となっており、今後の出番もあまり期待できないかもしれません。
そこで今回、なぜ長友佑都が不調に陥ったのか?
そこにフォーカスしてみます。
長友佑都はマンチーニ監督の構想外となったのか?
長友佑都がインテルに加入後、めまぐるしく監督が変わり続ける事態が続いています。
ガスペリーニ、ラニエリ、ストラマッチョーニ、マッツァーリ、そしてマンチーニと。
監督がこれだけ入れ替わる中で、レギュラーを張り続けていたのですから、長友佑都の能力の高さを証明していると言えるでしょう。
ところが、ブラジルワールドカップ一次予選による燃え尽き症候群、度重なるケガなどもあり、本来の力を発揮しきれない状況の中、監督が、マンチーニになると、極端に出番が少なくなりました。
リーグ戦の出場に限りますが、
11/12シーズンが35試合、12/13シーズンは25試合、13/14シーズンは34試合。
残り4節となった14/15シーズンは10試合という状況です。
マンチーニ監督からすると、使いにくいのか?
戦術がマッチしないのか?
本当のところは、マンチーニのみ知るところですが、長友佑都は優先順位の1番ではないということは厳然たる事実でしょう。
長友佑都が成功した理由がじつは・・・
この長友佑都の良さとは、
持久力、インターセプト、攻撃参加などが挙げられるでしょう。
1番はリズムの違いだと感じます。
このリズムの違いというのは、ある種の違和感とも言い換えることができます。
例えば、アフリカ系選手のリズム、ラテン系選手のリズムとの違いが、長友佑都にはあります。
それは日本人なら当たり前だろ!
と言えるかもしれませんが、日本人の中でもかなり特徴的なリズム感を持っているとみます。
それが良い面であるのですが、それを否定する監督であれば、使いづらい、だから使わないということに陥っているのかもしれません。
お気づきの方も多いかもしれませんが、香川真司にも同様の傾向がありますが、長友佑都のキックは、ビシッとミートしていないことが多い。
というか大半のキックがそうなっています。
それが彼のキックの特徴なので、それはそれで良いのでしょうが、ミートがびしっとしないと、その作用として、身体に反動がきますから、そのダメージの蓄積が、肉離れの遠因になっている可能性は否定できません。
今までの武器であったものが、かえってマイナスになる。
矛盾
まさにその状態に陥っているのが、長友佑都の現状ではないでしょうか。
ベストセラー体幹トレーニング本もアダなのか?
長友佑都というと、出版業界の救世主とも言える売上を誇ります。
そのなかでも
『長友佑都 体幹トレーニング20』
『長友佑都 体幹×チューブトレーニング』
多くの書店で平積みになっている書店の救世主本です。
こちらに自分自身がモデルとなって、体幹トレーニングを紹介しています。
このトレーニングも、やはり矛盾を抱えています。
長友佑都が取り組んでいるトレーニングの多くが、陸上競技で取り組まれていたものが、サッカーへ応用されたものです。
ここで重要な抜け落ちがあります。
基本的に、整ったフィールドで速く走るためのトレーニングであるということです。
つまり、身体接触を想定したものではない。
いやいや、当たりが長友佑都は強いでしょ?
という意見もあるでしょう。
たしかに、タックルでもかなりの確率で勝っていたかもしれません。
ただ、勝つために身体を固めて、ぶち当たるようなイメージで当たっています。
これは筋肉を硬くさせて当たるようなものですから、ガラスのような状態になっています。
その結果として、ガラスはちょっとしたきっかけで壊れる。
よって肉離れという現象が増えていると考えられます。
多くの武術家に聞いたところでは、
体幹トレーニングをやればやるほど、
ケガは増えるだろうに。
と同様の意見を聞きました。
体幹トレーニングも、一般人が体調を整えるだけなら良いでしょう。
また、陸上競技のように身体接触がない競技なら有効でしょう。
ところが、芝生という凸凹の地面で何度も繰り返しのダッシュ。
そして大型化する選手たちとの身体接触。
この繰り返しによるダメージによって、身体が壊れやすくなっていると考えられます。
いやいや、メッシとかもやっているでしょ?
というご意見もあるでしょう。
ここも重要なポイントなのですが、
メッシやクリスチャン・ロナウドなどの超一流選手は、身体の使い方が違う。
簡単に言えば、スイッチをいくつも持っており、そのスイッチのon offを使いこなし、何百通りの身体の使い方をマスターしています。
よって、身体のダメージが一般の選手とは大きく異なる。
それに対して、ふつうのプロ選手でも、パターンがA,Bあれば良い方で、たいがい一つのパターンで動きまくりますから、当然、特定の箇所が疲弊し、動けなくなる、ケガをするという事態に陥っているのでしょう。
長友佑都は復活するのか?
はたして長友佑都は復活するのか?
復活するには、やり方を変えないと難しいでしょう。
年齢も30歳に近くなり、前述の通り、身体へのダメージの蓄積は相当なものがあるはずです。
そこをどうリカバリーしていくか?
ということになるでしょう。
噂となる移籍もあるかもしれません。
選手として、名門チームにいることよりも
定期的に出場することが大切。
そこは本人、代理人も考えているでしょう。
あとは、新しい動き作りをマスターし、
輝き続けてもらいたいものです。
まだまだ老いる年齢ではないですから。