なでしこ日本女子サッカーリーグ観戦したことありますか?
日本時間、平成27年7月6日8時よりあった女子サッカーワールドカップ決勝。
結果、2対5で敗戦も、堂々の2位。
2大会連続決勝に残るだけでも大変な中、
本当に素晴らしい戦いぶりであったと言えます。
一部には、佐々木則夫監督の決勝での采配を疑問視する声もありますが、あの状態になり、しかも、大型選手と渡り合ってきた日本の選手達の疲労度は、確実に米国の選手よりも高かったはず。
あの流れになり、選手の状況が厳しければ、流れを止めることは、容易ではないことは、勝負事をやっていた人ならご理解いただけることでしょう。
ただ、素晴らしい、素晴らしいで終われないのがプロスポーツ。
興行として女子サッカーはどうなんだ?
と言うところから、今後どういうことが必要なのか?
少し考えてみます。
なでしこリーグを観戦したことはありますか?
前回大会から4年間、途中、ロンドン五輪での2位もありました。
その間、みなさん、女子サッカーリーグを観戦したことはありますか?
と聞かれ、Yes!
と答える人は多くはないはず。
Jリーグの開催日ともなると、自分の実家近くにある浦和レッズの本拠地埼玉スタジアムへ多くのレッズファンが集結します。
当然ニュースとしても、男子サッカーは多い。
ところが、女子サッカーは、代表であれば話題になるものの、なでしこリーグは、1時間枠などのスポーツニュース番組なら報道されど、プロ野球、Jリーグ、大相撲のように報道されることはない。
じっさい、今日の朝日新聞にも観客動員状況が記載されていたが、平均観衆が10,000人以上ということはない。
試合によっては、三桁しか入場者がいないというのが現実のようである。
お前はどうなんだ?
と言われれば、行ってません。
申し訳ございません。
言い訳すれば切りがありませんが、
見るべき対象が、高校サッカーであったり、
大学サッカーであったり、また他の競技とあるため、どうしても後手に回っているのが現実です。
じっさい、自分が観戦したのは、
その昔、まだ野田朱美がベレーザで活躍していた頃に、西が丘で観戦した記憶がある程度です。
しかも、ほぼ関係者しか観戦していないという状況だったことをお伝えせねばなりません。
これはソフトボールなどもそうですが、強さが必ずしも人気に直結しないという現実があるということです。
例えば、往年の女子バレーボールのように、日本リーグで立ち見が出るほどの人気を誇った日立やユニチカのような人気チームがあったという事実はあります。
ですが、それがすべての球技に当てはまらないところに、興行ごとの難しさがあります。
代表戦となると、テレビ放映もありますし、海外の強豪に勝つとなると、サッカーファンのみならず、テレビ観戦します。
ところが、それがテレビでなく、じっさいにスタジアムへ足を運ぶとなると、現実問題として直結していません。
当然ながら、女子リーグのみならず日本サッカー協会でも力を入れているのでしょうが、結果として、観客動員に繋がっていません。
多くの理由が挙げられますが、
一つはサッカー内での人気の奪い合い、そして、プレーヤーが増えると、観客とならないという事実です。
サッカーが好きと言っても、代表戦が好きな人もいれば、Jリーグが好きな人もいます。
また、海外サッカーが好きで、欧州の特定のリーグしか見ない、もっと凄いと特定のチームの試合しか見ないという人もいます。
そして、この点は日本サッカー協会でも悩ましい問題としているところですが、日程の関係上、試合が土日に集中するということです。
学生であれば、平日に大会を行うということは稀です。
例えば、競技場の関係で、平日に行わないと競技スケジュールをこなせない陸上競技などとは違い、サッカーは基本的に土日、祝日に年代問わず、開催されます。
そして、いわゆる草サッカーやフットサルの試合も、土日に集中する傾向が高い。
よって、プレーヤーが増えると、観戦機会が減少するという悩ましい問題が存在しています。
じっさい自分自身も小中高とサッカーをやっていましたが、日本リーグの試合を観戦したのは、駒場サッカー場のこけら落としの試合だけだったと記憶しています。
それくらい試合か練習を土日にやっていましたから、日本リーグを見に行く機会はほぼありませんでした。
根幹的な問題があるなか、これからどうするのか?
非常に悩ましい問題であり、永年、解決策を見いだせていない問題でもあります。
まとめ
準優勝、おめでとう!
ではありますが、上記に記載したように、観客動員という面では非常に厳しい状況が続いています。
とうぜん、インターネットを利用した広報活動も、積極的にやっています。
日本女子サッカーリーグオフィシャルサイト
http://www.nadeshikoleague.jp
YouTubeなでしこチャンネル
https://www.youtube.com/nadeshikoleague
選手もやはりお客さんがいないと燃えるものもないでしょう。
少子化もあり、人気の奪い合いもあるなか、どう展開していくのか?
楽観視はできませんが、サッカー界全体で女子サッカーを盛り上げていく方策を考える時期に来ているのでしょう。
最後になりましたが、佐々木則夫監督はじめスタッフ、そして選手の皆さん、本当におつかれさまでした。
7月12日からのリーグ戦でも力を思う存分発揮して下さい!
最後までお読みいただきましてありがとうございます。