真田丸、長澤まさみのヒロイン役なんですが・・
真田丸もいよいよ第一次上田合戦に向かい、前半の佳境を迎える段階に突入しています。
室賀正武を演じる西村雅彦の「黙れ、小童!」など名ゼリフを生まれ、盛り上がりつつも、微妙な状況にあります。
一番は、新選組のときにもあった三谷幸喜の脚本の暴走でしょう。
ある意味、今回取り上げる長澤まさみも犠牲者になったとしか言いようがありません。
検索でも、真田丸 長澤まさみに続くキーワードは、
ウザい いらない、評判
などが出てくるところからも、多くの視聴者から疑問の声が挙がっているのでしょう。
そこで今回はなぜウザいとまで言われる事態となったかを考察します。
現代的思考がある訳もない戦国時代であること
今回、長澤まさみが演じるのは、真田家家臣高梨内記の娘きり。
じっさい真田信繁の側室となる人物です。
今回問題となっていると思われるのは、
何かと、主人公である源二郞信繁に突っかかる、現代風の考えを披露する、無理矢理絵にはめ込むなど、脚本、演出上の問題が大きいと思われます。
まず、何かあると、主人公の信繁に絡む。
御屋形さまの次男に対して、家臣の娘が、そこまで言えるのか?というところに違和感が生じていることは否めません。
そして、戦国時代は、人質を差し出すことが、武家の習わしだった訳でして、それに異論を挟む余地はないところに、夫婦は一緒にいた方が良いなどというセリフも、時代背景を知る時代劇ファンからすると、はてな?となっているのでしょう。
3番目は、第11回祝言でも、室賀正武暗殺のシーンに無理矢理ともいえる登場もあーあーと思ってしまった視聴者も多かったのではないでしょうか。
なぜ、こういった事態が起こるのか?
真田丸全体のヒロインとして、長澤まさみと決定した関係上、絵にはめ込みたいというところなんでしょうが、それが逆効果になっていることは否めません。
というものの、すでに撮影は終わっている部分が大半でしょうから、今後も違和感が続く可能性は否めません。
天地人に続き事故的キャスティングか
長澤まさみ、まぎれもない美人女優であり、伸び盛りの女優さんです。
自分の好きな女優ですが、どうも大河ドラマ、真田絡みでは相性が悪いようです。
天地人では、初音という真田昌幸の娘で真田の草の者という配役でした。
こちらもかなりあれれ??という評判でした。
そして今回は実在した人物であるものの、現状、歯車は合っているとは言い切れません。
名作真田太平記では、草刈正雄演じる真田源二郞幸村が、真田の草の者お江(演:遙くらら)との恋というサイドストーリーがあり、話の柱になっていました。
これに対抗しようとしたのか?きりをお江の代わりにしたてようとしたところに無理が生じた感は否めません。
まとめ
個人的には、今後も見続ける予定ではおりますが、今後も三谷幸喜の暴走なのか?演出の暴走であーあーという面が出てくる可能性は否定できません。
長澤まさみが被害者になるのは、ファンとして悔しい思いです。
真田太平記が、あまりに名作だったことも不幸なのかもしれません。
意識するあまり、裏目裏目に出ている可能性は否定できません。
それでも、草刈正雄の真田昌幸の快演などで盛り上がっていると感じますが、時代劇を受け容れにくい時代ということも差し引かねばなりません。
時代劇復興の起爆剤となって欲しい真田丸。
今後の展開を見守るしかありません。
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