平沢大河、ヤクルト戦2打数無安打も
名将野村克也をして、60年に1人の逸材と評されたロッテのドライチ平沢大河。
ファームスタートとなったことから、あれこれネット上で、ささやかれていることもあり、これは自分の目で確かめるしかない!
ということで、3月25日、ロッテ浦和球場でのイースタン・リーグヤクルト戦を観戦してまりました。
結論を先に述べますと、野村克也氏の60年に1人の逸材に変わりなしと自分は見ました。
そのレポートをお送りします。
平沢大河、プロの投手の攻めに苦しむ
3月25日、もう春休みに入っている学生、生徒さんも多いからでしょうか、ロッテ浦和球場はほぼ満席。
イースタンの球場としては、もっとも便利とも思われる立地条件からでしょうか、多くのファンが詰めかけておりました。
打撃がもう一丁な状況のため、平沢大河は9番ショートでスタメン出場。
対するヤクルトは、新外国人のデイビーズが調整登板で先発。
第1打席は、2回2死、3-2からセンターフライ。
この打席は、デイビーズ自身が試している感じもあり、自分の直球の具合を試している感もありましたが、残念、差し込まれフライアウト。
差し込まれる現象については、伊東勤監督が、プロの球への対応に苦慮している点があることを指摘していました。
これはやむを得ないところで、プロとアマチュアの大きな違いが、球の伸び、おじぎするしないなどと表現しますが、打者の手元での球速が落ちないところにあります。
ここは経験を積んで克服するしかないでしょう。
第2打席は、4回2死ランナー1塁、ボールをよく見極めフォアボール。選球眼の良さが光りました。
ただ、気になったところは、打ち気満々がバッテリーに読み取られ、初球、変化球をあっさり空振りした点です。
上級のレベルになると、わざと空振りするということもありますが、明らかに狙っていて振らされていました。
この点も、相手に気配を感じ取られるのは、改善の余地ありでしょう。
そういう改善の余地の点はあるとはしても、野村克也絶賛のボールの見逃し方、選球眼は流石というか、60年に1人の逸材に偽りなしというレベルを感じました。
第3打席、ヤクルト投手は左の八木。6回2死2,3塁、3-2からファーストゴロ。
股関節が充実している八木投手の柔らかいと投球に対応しきれず、チャンスを生かし切れずでした。
右投げ左打ち打者の関門として、左投手が立ちはだかってきます。
この左投手をどう攻略するのか?
いい勉強になった打席だったのではないでしょうか。
第4打席、ヤクルト投手は育成中島。8回2死1塁、3-0から四球。
育成の中島投手が乱調だったため参考になる面は少なかったものの、打ちたい気持ちを抑えて四球を選ぶあたりは、チームプレイが徹底しておると感心しました。
結果として2打数無安打、2四球でした。
守備、走塁はまずまずの仕上がり
守備機会は併殺を含め、3度ありましたが、無難にゴロ処理とスローイングでした。
打球が死んだ当たりだったので、人工芝の千葉マリンで、一軍のえげつない速い打球への対応がどうか?という部分と、打者の足の速さに対応したスローイングができるかという点だけでしょうか。
守備は、1月の新人合同自主トレで見たときから、抜けていましたので、守備に磨きを掛けていけば、トップレベルのショートになるでしょう。
走塁は、8回、2塁から本塁へのベースランニングは、基本を抑えつつ速さもある素晴らしいモノでした。
走塁もコツを掴めば、盗塁も相当やれるだけの力を秘めているでしょう。
まとめ
打撃では苦戦する面もあるも、まだ3月です!
一般の会社なら、入社式も終わっていません。
平沢大河のプロ野球人生は始まったばかり。
壁にぶち当たるのは誰でもあること。
プロに入って簡単に成功すると、舐めるクセがつき、それが停滞を生み、気づけば通用しなくなる、または能力を生かし切れずに終わった選手は多数います。
そうならないためにも、入団して壁に当たったことは良しとすべきでしょう。
世界のホームラン王:王貞治も1年目は27打席ノーヒットということもありましたし、三振王とも揶揄されていました。
そういった先輩の事例を踏まえれば、いまの苦しみは将来の礎でしょう。
また、礼儀もしっかりしており、好青年ぶりも好感が持てました。
その気持ちがあれば、将来は明るいでしょう。
どうやったら打てるようになるのか?
自分を高めつつ、球界を代表するスラッガーの道を、平沢大河には歩んでもらいたいものです。
今後も折を見てリポートしてきます。
最後に。
一応、観戦に行った証拠写真を。
すみません、混んでいてネット越しですが、平沢大河の守備位置にて。
やはり、一眼レフを持参しないとかなぁ・・・