武藤嘉紀、ブンデスリーガ1.FSVマインツ05へ移籍
このサイトでも何度か取り上げてきたFC東京所属の武藤嘉紀が、ドイツブンデスリーガ1.FSVマインツ05へ移籍が決定。
FC東京から5月30日発表がありました。
2015.05.30 武藤嘉紀選手 マインツへ完全移籍合意のお知らせ
http://www.fctokyo.co.jp/214585/
これを受け、1.FSVマインツ05の日本語版Twitterでも歓迎のメッセージがありました。
#マインツ05 が日本代表FW #武藤嘉紀(22)を獲得しました!武藤の契約は2019年6月までの4年間。これから一緒に頑張りましょう!! pic.twitter.com/06rv2wk0fp
— 1. FSVマインツ05 (@mainz05_jp) 2015, 5月 30
上記、FC東京サイトでは、武藤嘉紀のメッセージがありました。
『今回このようなチャンスをいただけたのは、チームメイト、クラブ関係者、指導者の方々をはじめ、これまで武藤嘉紀に関わって下さったたくさんの方々、そしていつでも側にいて勇気を与えて下さり、応援して下さったファン・サポーターの方々のおかげです。本当に、本当に、感謝の気持ちで一杯です。
自分の中で決断するまでには、いろいろな葛藤や迷いもありました。たくさんの方にご迷惑やご心配もお掛けしてしまいました。ただ、決断したからには、たくさんの方々に恩返しできるように、自分ができることを精一杯やりたいと思います。いまは自分が育ってきた、愛するFC東京のために、次の試合でいいプレーをすること、ゴールを決めること、チームが勝つことだけを考えます。
ファン・サポーターのみなさまに、プレーを通して感謝の気持ちが伝えられるように、全身全霊で頑張ります。ぜひFC東京へ、武藤嘉紀へ、これまで以上に熱いご声援をよろしくお願いします』
FC東京ウェブサイト 武藤嘉紀コメント
武藤嘉紀が移籍する1.FSVマインツ05とは?そして武藤嘉紀はブンデスリーガで活躍できるのか?について考察します。
マインツとは?
マインツ大聖堂が著名な土地であります。
観光で行かれた方も多いでしょう。
地形をGoogle マップで見てみますと、
多くの都市同様に、ローマ帝国時代に原型が出来上がった都市です。
近隣にはフランクフルトがあり、やや離れてケルンがあり、ルクセンブルクとも近い場所に位置しています。
活版印刷を発明したヨハネス・グーテンベルクの出身地としても知られています。
岡崎慎司も所属する1.FSVマインツ05とは
名前に05とあるように1905年(明治38年)に設立された100年以上の歴史を誇るクラブです。
長らくブンデスリーガ2部で戦っていました。
21世紀に入り、チームのOBでもあるユルゲン・クロップが監督に就任。徐々に力をつけ2004-05シーズンに初のブンデスリーガ1部に昇格。
その後、1度、降格するも、2009-10シーズンからは9,5,13,13,7,11位と中位を確保するチーム力を保有しています。
2011-12シーズンより親切のコファス・アレーナにホームを移転。34,034人収容となり、スタジアム規模も人口20万人の都市としては適切なサイズと言えるでしょう。
果たして武藤嘉紀はブンデスリーガで通用するのか?
ブンデスリーガの日本語サイトから2014-15シーズンの日本人選手のランキングをみてみましょう。
http://www.bundesliga.com/jp/liga/news/2014/0000321504.php
得点をみると、マインツで同僚となる岡崎慎司が突出しているのが見て取れます。
シーズンで12点は立派と言えるでしょう。
また、岡崎慎司の場合、走行距離も10km超と守備でも貢献していることも注目すべき点でしょう。
岡崎慎司がこのままチームに残留するとすれば、やはり岡崎慎司という良いお手本を見習い、リーガで10得点が目標にすべきでしょう。
問題となるとすれば、やはりボディコンタクトと文化風習に馴染めるか?というところでしょう。
1試合だけなら、ともなくシーズンを通して強い当たりに耐えうるのか?
ここがポイントではないでしょうか。
そして、文化風習。
こればっかりは本人次第。
食事も違えば、風習も違う。
そこで自分らしさを発揮できるか?
そしてシーズンがドイツと日本では異なるため、1年半を続けて試合が続くことで、どうなるのか?
このあたりは欧州へ移籍する日本人選手が経験するところなので、岡崎慎司ら諸先輩からアドバイスを活かし、乗り越えてもらいたいところです。
この点をクリアできれば、リーガでシーズン10得点は夢ではないでしょう。
まとめ
FWはアシストも大切ですが、やはり得点を決めてナンボ。
ドイツのお隣スイスリーグバーゼルへ鳴り物入りで移籍した柿谷曜一朗も、リーグで3点、カップ戦で4得点と苦しい結果となりました。
ボールが来なければ決められない。
当たり前のことですが、周囲に武藤嘉紀に回せば決めてくれるという環境を作れるかに掛かっているでしょう。
日本サッカー界の未来を背負う1人武藤嘉紀。
マインツでの活躍を期待しています。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
このマインツ