高校野球関東大会出場校はすべて私学に

10月31日から埼玉県で開催される第68会関東地区高校野球大会。

会場は県営大宮球場とさいたま市営大宮球場で熱戦が行われます。

10月21日に抽選会が行われ、いよいよ31日からの開幕を待つばかりとなりました。

東京都を除く、7県から優勝校と準優勝校、そして地元埼玉からは3位校のあわせて15校が、選抜大会を目指し、戦いに挑みます。

21世紀枠ができてからは、関東は4校が選出される傾向にあります。

関東大会の優勝校は、明治神宮大会に出場権を得ます。

優勝しますと、明治神宮枠で出場校が増えます。

来年に向けた戦いの第一歩である秋の関東大会。

今回は、注目選手、出場校、そして会場へのアクセス、テレビ放送についてお伝えいたします。

高校野球関東大会注目選手、注目校は？

今回の関東大会の出場15校は下記の通りです。

今回の関東大会の特徴は、何と言っても15校すべてが【私学】ということです。

私学優勢の高校野球事情は、全国共通ですが、関東もその勢いそのままとなりました。

注目校の一番手は、やはり過去5年で4度の優勝を誇る地元浦和学院でしょう。

森士監督の下、過去2度地元開催スーパーシードで優勝しているだけに、今回も優勝を狙い虎視眈々と準備しているでしょう。

主戦は右腕榊原、辻も埼玉県の決勝では好投していますので、夏、甲子園出場を逃した悔しさをここにぶつけてくるでしょう。

地元1位は、準々決勝からの登場。
1度勝てば甲子園の切符を得られるスーパーシード。

ただし、対戦相手は1度、試合を行い、慣れた状態で臨んでくるところが難しい点でもあります。

浦和学院の対戦相手は、千葉明徳と桐生第一の勝者。

桐生第一福田監督は、浦和学院森監督の上尾高校、東洋大学の先輩であり、練習試合も頻繁に行っている間柄。

ともに甲子園優勝監督であり、桐生第一との対戦となれば、監督同士の腹の探り合い、そしてこの時期にありがちなミスをどれだけ減らせるかが勝負どころとなるでしょう。

そしてもう一校注目は、神奈川県を圧倒的な力で勝ち上がった横浜。

長年監督を務めた渡辺監督が退任。
この秋から平田監督が就任。

新監督の下、横浜高校が県大会での勢いそのままに関東大会へ入っていけるか？

初戦は11月1日市営大宮球場で、常総学院。
甲子園優勝高校同士の厳しい戦いとなりそうです。

関東大会に出場する高校で、来年のドラフト候補と目されている選手が出場しています。

選手名	ポジション	所属	投打
鈴木昭汰	投手	常総学院	左左
高橋昴也	投手	花咲徳栄	左左
藤平尚真	投手	横浜	右右
菊地大輔	投手	東海大甲府	右左
岡崎大輔	内野手	花咲徳栄	右左
諏訪賢吉	内野手	浦和学院	右左