ドラフト会議セ・リーグ選択結果
大正製薬が、特別協賛したプロ野球ドラフト会議2015。セ・リーグでは、東京六大学通算安打記録を更新した明治大学高山俊のクジの結果発表でハプニングがありました。
また、中日の準地元と言える県岐阜商の高橋純平を狙った中日は指名権獲得ならず、夏の甲子園優勝投手小笠原慎之介を指名。
さまざまなドラマのあったプロ野球ドラフト会議。
それではセ・リーグの選択結果をみていきましょう。
ドラフト会議セ・リーグ結果
セ・リーグ6球団の選択結果は以下の通りです。
ヤクルト
順位 | 選手 | ポジション | 年齢 | 所属先 |
---|---|---|---|---|
1 | 原樹理 | 投手 | 22 | 東洋大 |
2 | 広岡大志 | 内野手 | 18 | 智弁学園 |
3 | 高橋奎二 | 投手 | 18 | 龍谷大平安 |
4 | 日隈ジュリアス | 投手 | 18 | 高知中央高 |
5 | 山崎晃太朗 | 外野手 | 18 | 日本大 |
6 | 渡辺大樹 | 内野手 | 18 | 専大松戸高 |
巨人
順位 | 選手 | ポジション | 年齢 | 所属先 |
---|---|---|---|---|
1 | 桜井俊貴 | 投手 | 22 | 立命館大 |
2 | 重信慎之介 | 外野手 | 22 | 早稲田大 |
3 | 与那原大剛 | 投手 | 17 | 普天間高 |
4 | 宇佐美真吾 | 捕手 | 22 | 城西国際大 |
5 | 山本泰寛 | 内野手 | 22 | 慶応大 |
6 | 巽大介 | 投手 | 18 | 岩倉高 |
7 | 中川皓太 | 投手 | 21 | 東海大 |
8 | 松崎啄也 | 内野手 | 23 | 日本製紙石巻 |
育成1 | 増田大輝 | 内野手 | 22 | IL徳島 |
育成2 | 小林大誠 | 捕手 | 21 | BC武蔵 |
育成3 | 松沢裕介 | 外野手 | 23 | IL香川 |
育成4 | 田島洸成 | 内野手 | 19 | BC武蔵 |
育成5 | 大竹秀義 | 投手 | 27 | BC武蔵 |
育成6 | 山下篤郎 | 投手 | 17 | 鎮西高 |
育成7 | 矢島陽平 | 投手 | 25 | BC武蔵 |
育成8 | 長谷川潤 | 投手 | 24 | BC武蔵 |
阪神
順位 | 選手 | ポジション | 年齢 | 所属先 |
---|---|---|---|---|
1 | 高山俊 | 外野手 | 22 | 明治大 |
2 | 坂本誠志郎 | 捕手 | 21 | 明治大 |
3 | 竹安大知 | 投手 | 21 | 熊本G |
4 | 望月惇志 | 投手 | 18 | 横浜創学館 |
5 | 青柳晃洋 | 投手 | 21 | 投手 |
6 | 板山祐太郎 | 外野手 | 21 | 亜細亜大 |
広島
順位 | 選手 | ポジション | 年齢 | 所属先 |
---|---|---|---|---|
1 | 岡田明丈 | 投手 | 22 | 大商大 |
2 | 横山弘樹 | 投手 | 23 | NTT東日本 |
3 | 高橋樹也 | 投手 | 18 | 花巻東高 |
4 | 船越涼太 | 捕手 | 21 | 王子 |
5 | 西川龍馬 | 内野手 | 20 | 王子 |
6 | 仲尾次オスカル | 投手 | 24 | ホンダ |
7 | 青木陸 | 内野手 | 17 | 山形中央高 |
中日
順位 | 選手 | ポジション | 年齢 | 所属先 |
---|---|---|---|---|
1 | 小笠原慎之介 | 投手 | 18 | 東海大相模高 |
2 | 佐藤優 | 投手 | 22 | 東北福祉大 |
3 | 木下拓哉 | 捕手 | 23 | トヨタ |
4 | 福敬登 | 投手 | 23 | JR九州 |
5 | 阿部寿樹 | 内野手 | 25 | ホンダ |
6 | 石岡諒太 | 内野手 | 23 | JR東日本 |
育成1 | 中川誠也 | 投手 | 21 | 愛知大 |
育成2 | 吉田嵩 | 投手 | 19 | IL徳島 |
育成3 | 三ツ間卓也 | 投手 | 19 | BC武蔵 |
育成4 | 西浜幹紘 | 投手 | 22 | 星城大 |
育成5 | 呉屋開斗 | 投手 | 18 | 八戸学院光星高 |
育成6 | 渡辺勝 | 外野手 | 22 | 東海大 |
DeNA
順位 | 選手 | ポジション | 年齢 | 所属先 |
---|---|---|---|---|
1 | 小笠原慎之介 | 投手 | 18 | 東海大相模高 |
2 | 佐藤優 | 投手 | 22 | 東北福祉大 |
3 | 木下拓哉 | 捕手 | 23 | トヨタ |
4 | 福敬登 | 投手 | 23 | JR九州 |
5 | 阿部寿樹 | 内野手 | 25 | ホンダ |
6 | 石岡諒太 | 内野手 | 23 | JR東日本 |
育成1 | 中川誠也 | 投手 | 21 | 愛知大 |
育成2 | 吉田嵩 | 投手 | 19 | IL徳島 |
育成3 | 三ツ間卓也 | 投手 | 19 | BC武蔵 |
育成4 | 西浜幹紘 | 投手 | 22 | 星城大 |
育成5 | 呉屋開斗 | 投手 | 18 | 八戸学院光星高 |
育成6 | 渡辺勝 | 外野手 | 22 | 東海大 |
8年近くかかり4番打者畠山和洋を育成したヤクルトは、育成に自信ありで高校生中心の指名。そしてシュートが武器で即戦力期待の東洋大学原樹理投手を補強。ケガの多い投手陣の中で活躍が期待されるところです。
巨人は監督不在の中のドラフト会議。
その上、野球賭博事件で3人の投手が事実上の謹慎状態。そんな中、ソフトバンク同様に3軍制度を敷くため、指名8名、育成8名、都合16名の大量指名となりました。
阪神は、金本新監督が明治大学高山俊をクジで勝ち取り、同じく明治大学の捕手坂本誠志郎も補強。野手、投手ともバランス良く補強した感があります。
広島は、即戦力と評判の高い大商大岡田明丈投手をかくとく。社会人から3人の投手補強となかなか定まらないセットアッパー陣を含め投手陣の活性化。とくに前田健太、黒田博樹の去就がはっきりしないだけに、投手を多めに補強したと言えるでしょう。
中日は、捕手で評判の高い木下拓哉の補強に成功。小笠原慎之介はじめ投手でも力のある投手を補強し、谷繁監督が専任監督となり、捲土重来するために必要なメンバーを補強したと言えるでしょう。
DeNAは中盤の失速の原因ともなったバッテリーの問題を解決するため、即戦力投手の補強、社会人捕手の戸柱の補強と、今年の二の舞を防ぐためことを主眼に置いた補強となりました。
まとめ
育成の上手さ、辛抱強さでは球界随一のヤクルトが、高校生中心に補強した一方、三軍制で厳しいチーム内競争を作り出そうとする巨人は、16名の大量補強となり、阪神、広島、中日はチームの方針を明確に打ち出している感じが強くありました。
DeNAは新規参入のさいの大混乱で2012年のドラフト会議で高校生ばかりの指名となるなど混迷したこともあり、チーム力がまだまだ発展途上だけに、今回の指名でも高田繁GM、吉田孝司スカウト部長のもと、地道な補強が伺えます。
プロに入ってから、どれだけアジャストできるか?
これに尽きます。
ぜひ、勝ち上がり、大いにプロ野球界を盛り上げてもらいたいです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。