首都高速、事故多発継続中
ゴールデンウィークの交通状況の第二弾です。
地方から入ってくると、高速道路から首都高速へ入るケースが多いでしょう。
去年からの大きく変化したことの一つが、3月7日に全線開通した山手トンネルでしょう。
この大井ジャンクションから大橋ジャンクションの開通により中央環状線が完成。
これにより都心に入らず、湾岸線東行から関越道、東北道、常磐道へ入ることが可能になるなど、ますます利便性が高まりました。
と言うものの、湾岸線から山手トンネル経由で大橋ジャンクションから東名高速へ入れるようになり、今まで以上に大橋ジャンクション付近の首都高速3号線下りの混雑が酷くなるという問題も起こっています。
これは構造上、やむを得ないところではありますが、利用者としてはどうにかしてくれという思いがあるでしょう。
そんな首都高速。
たまに使うと右往左往するのが必定の首都高速。
理由は単純。
複雑怪奇だからなんですが・・・
と言っても、走らざるを得ないとなったら、やはり【予習】が必要ですね。
そこで今回は、安全に首都高速を利用するためのヒントをまとめました。
首都高速で事故を起こさないために調べておくサイト
このブログを読まれている方は、すでに調べ済みかもしれませんが、念のため、首都高速を利用するにあたり、また、事故を起こさないために見ておくと便利なサイトをご紹介します。
首都高ドライバーズサイト
http://www.shutoko.jp
言わずと知れた首都高速のウェブサイト。
料金・ルート案内、地図、パーキングエリア情報、渋滞予想カレンダー等、首都高速で走るためのヒントが満載。
こちらは必ず見ておくことをお勧めします。
推奨するページとしては、ジャンクション、複雑なルート案内。
http://www.shutoko.jp/use/network/jct/
出口が分かりにくい場所やジャンクションごとの案内は予習しておけば、いざという時に慌てずに済みます。
そして、もう一つ見ておくべきサイトとして
警視庁・高速道路を利用する皆様へ
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/kousoku/osirase1.htm
こちらには高速道路の利用上の注意とじっさいの事故多発箇所、死亡事故事案について紹介されています。
自分だけは大丈夫という妙な自信を捨て、
事故は起こりうるものという認識で見ていただけると、安全運転のヒントとなるはずです。
首都高速の事故事情【平成26年】
では、じっさい、事故が頻発している場所を見てみましょう。
平成26年中、首都高速事故多発箇所
順位 | 路線名 | 地点名 | 発生件数 | 死者数 | 負傷者数 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 高速湾岸線西行 | 江東区有明3丁目 | 15 | 0 | 28 |
2 | 高速湾岸線西行 | 品川区東八潮 | 14 | 0 | 27 |
3 | 高速6号向島線下り | 中央区日本橋浜町3丁目 | 13 | 0 | 28 |
3 | 高速3号渋谷線上り | 港区六本木3丁目 | 13 | 0 | 17 |
5 | 高速湾岸線東行 | 江戸川区臨海町6丁目 | 12 | 0 | 29 |
6 | 高速湾岸線西行 | 江東区青海1丁目 | 11 | 0 | 19 |
7 | 高速湾岸線西行 | 大田区羽田空港3丁目 | 9 | 0 | 24 |
7 | 東京都心環状線外回り | 千代田区北の丸公園 | 9 | 0 | 14 |
7 | 高速6号向島線下り | 中央区日本橋箱崎町 | 9 | 0 | 11 |
7 | 高速湾岸線東行 | 品川区八潮3丁目 | 9 | 0 | 10 |
警視庁、高速道路を利用する皆様より
圧倒的に高速湾岸線での人身事故が多いことが見て取れます。
多くが前方不注意で起こる追突事故のようです。
湾岸線は速度が出せますので、勢い飛ばしすぎて、前方の渋滞に気づかず衝突。
はたまた、スマホや携帯をいじっていて前方不注意となり、衝突など、危険が多いということでしょう。
当たり前のことになりますが、
速度超過しない
不必要にカーナビの操作をしない
スマホをいじらない
ということが事故を防ぐことには必要でしょう。
また、高速6号下り、中央環状線外回りの事故は合流です。
ここも譲り合えば良いというところではあるのですが、お互いに急いでいると、譲らないで衝突ということが起こりうるということでしょう。
首都高速サイトには、これまでの事故多発マップがあります。
http://www.shutoko.jp/use/safety/map/
こちらも見ると、料金所手前、急カーブのある箇所で事故が多いことが見て取れます。
原理原則となりますが、速度をスローダウンする必要のある料金所付近と、急カーブでは無理をしないことが大切と言えるでしょう。
まとめ
交通事故が減少してきたとはいえ、警視庁管内だけでも平成26年の高速道路での死亡事故は12件。
今年、平成27年もすでに2件の死亡事故が不幸にも起こっています。
じっさいに起こっていることは、自分にも起こる可能性があるという認識のもと、楽しい行楽を楽しんでもらいたいものです。
繰り返しになりますが、家族連れで事故。
本当にツライですよ。
お父さんの信用ゼロという問題だけでなく、
事故渋滞で、家族も罵倒される。
加害者となれば、損害賠償という問題も起こります。
自動車保険に入っているから大丈夫!
と思いがちですが、例えば、飲酒などの過度な過失があれば、当然ながら、保険会社の態度も変わるはず。
自分を守ることが家族を守ることに繋がり、
ひいては日本全体の安全に繋がりますから、
安全運転のため、首都高速走るときには、事故に注意する上でも、ウェブでの情報収集をお忘れなく。