草刈正雄、真田丸で父真田昌幸で好演
NHKが気合いを入れて取り組んでいる大河ドラマ【真田丸】。
視聴率も上々の滑り出しで、NHKのスタッフも溜飲を下げているのではないでしょうか。
その真田丸を大いに盛り上げているのが、主人公真田信繁(幸村)の父であり、表裏比興の者と称された真田昌幸を演じる草刈正雄。
1985年に放映された真田太平記では、真田幸村を熱演。
そして30年を経て、父である真田昌幸演じることとなりました。
今回は真田昌幸を演じる草刈正雄について取り上げます。
草刈正雄プロフィール
草刈正雄は、1952年北九州市生まれ。
父親が米軍兵士、日本人の母親のもと誕生。
父が朝鮮戦争で戦死したため、小学生のころから新聞配達、牛乳配達をするなどして家計を助けた苦労人です。
1970年に資生堂の専属モデルとなり芸能界デビュー。
帰ってきたウルトラマンで有名な団次郎の弟分としてMG5のCMに出演人気者となる。
1974年に映画デビューで俳優として第一歩を踏み出す。
美剣士の代表的役柄である沖田総司を映画「沖田総司」テレビドラマ「新選組始末記」で演じる。
185cmの長身、イケメンでかっこいい男の代表格でした。
故松田優作の名作探偵物語においても、松田優作演じる工藤俊作が、かっこいいと言われ、
「草刈正雄ほどじゃない」
と言うなど、かっこいいと言えば、草刈正雄というのが定番でした。
(今もかっこいいです)
コメディ、悪役、イケメン、時代劇、現代劇、舞台と縦横無尽の活躍と続けています。
大河ドラマには7作品に登場しています。
登場作品を紹介しますと、
- 草刈正雄【大河ドラマ】出演作品と配役
武士、公家とオールランドにこなしているのが特徴ですね。
前回出演作の「江〜姫たちの戦国」では、真田家の敵役とも言うべき、徳川家の家臣本多正信を、みごと演じきりました。
そして今回の真田丸では、真田昌幸を演じています。
多くの作品に出演していますので、代表作は?となると個々に思うところがあるでしょう、きっと。
真田太平記の真田幸村、映画では、角川映画の「復活の日」「汚れた英雄」がとても印象の残っています。
草刈真田昌幸は、丹波哲郎と渡瀬恒彦の影響あり
時代劇の金字塔とも言える真田太平記でみごと真田幸村を演じた草刈正雄に、30年後に父である真田昌幸がまわってきました。
しかも、真田太平記で真田昌幸を演じた丹波哲郎と同じ63歳で演じることに運命を感じたと述べています。
この真田丸の真田昌幸役を役者人生のマイルストーンにしたいという強い気持ちもあるとも。
真田昌幸役は、真田太平記で間近で、丹波哲郎が熱演しているのを見ていたため、非常に悩んだ部分もあるそうです。
真田昌幸=丹波哲郎
というイメージがありますから、それとどう向き合うのか?
ここは、毛皮を多用した衣装を見て、信濃の山賊っぽい、堅苦しさがないものだったことである種の吹っ切れたそうです。
時代劇専門チャンネルの時代劇お庭番でのインタビューでも、撮影スタジオのどこかに丹波哲郎が降臨しているんじゃないかと思うところがあるとも述べていました。
セリフ回しも、ふだんの草刈正雄とはひと味違う感じもあり、どこか丹波哲郎的でもあり、真田太平記で兄真田信幸を演じた渡瀬恒彦を感じるところもあります。
それでいて、草刈正雄らしさもありますから、非常に深い演技力を感じ入るばかりです。
まとめ
年齢によって、草刈正雄とは?
と見える風景が違うでしょう、きっと。
それはどの役者さんにもありますが、やはりかっこいいというのが一番先頭にきます。
それでいてコメディタッチも、人間の悲哀も演じきりますから、真田丸でも大いに力を発揮するものと確信しています。
物語は、これから本能寺の変、そして天正壬午の乱と真田家に様々な難題にぶち当たります。
その厳しい情勢を的確に判断し、乗り切る真田丸の船長は、草刈正雄演じる真田昌幸。
十二分に堪能したいものです。
日曜20時が楽しみでなりません!
最後までお読みいただきましてありがとうございます。