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【真田丸】真田太平記など過去の作品へのオマージュ

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真田丸における真田ものへのオマージュ

NHK大河ドラマ起死回生の作品を目指す【真田丸】

戦国武将の中でも絶大な人気を誇る真田信繁(幸村)を主人公に据えた三谷幸喜脚本による真田丸。

気になる視聴率はBSプレミアムでの当日18時からの放送を視聴される早丸派を含めれば、ほぼ20%を超えており、まずまずの数字を推移しているのではないでしょうか。

明日(5月29日の放送)では、いよいよ北条攻めに関わる時代に突入します。

真田丸も中盤の第21回となり、これからの展開も気になります。
とくに、これまでの真田ものの作品へのオマージュ、そして大河ドラマへのオマージュを多く含んでおります。

そこで今回は、三谷幸喜そしてNHKスタッフによる過去の作品へのオマージュをまとめてみました。

【真田丸】真田太平記へのオマージュ

NHKが真田ものを扱うのは三作品目となります。

1975年から1977年にかけて放送されたNHK人形劇「真田十勇士」

そして1985年4月から1986年3月にかけて放映された「真田太平記」

真田太平記で、真田幸村を演じた草刈正雄が、今回は父である真田昌幸を好演しています。

そして真田信之・信繁(幸村)の従弟の樋口角兵衛を演じた榎木孝明が、穴山梅雪を演じ、真田太平記への繋がりを強く感じている真田ファンも多いことでしょう。

そして第19回「恋路」では、茶々が信繁に対して

「おかしな話をします。私と源次郎は不思議な糸で結ばれている気がするのです。そして私たちは、同じ日に死ぬの」

というセリフがあります。

これは真田太平記を読まれている方、ドラマを見られた方ならあれだ!と思われるでしょう。

真田太平記 第3回幸村初陣にて、初陣を飾った真田源二郎幸村が、向井佐平次にむかって
「おれとおぬしは、いつか一緒の日に死ぬるようなきがしてきたぞ」

と述べます。

このセリフからのオマージュと強く感じられます。

真田信繁と茶々の恋仲のネタ元は?

真田丸では、竹内結子演じる茶々(淀殿)が、真田信繁に好感を持っているという設定になっています。

この設定は、1998年1月2日にテレビ東京で放映された12時間超ドラマ「家康が最も恐れた男 真田幸村」から来ていると自分は推測します。

本作品は、今年時代劇チャンネルで放送され、ご覧になった時代劇ファンも多いでしょう。

真田幸村(演:松方弘樹)と淀殿(演:秋吉久美子)が恋仲となり、北庄落城後に駆け落ちするという奇想天外なストーリーです。

ここから真田信繁と茶々が恋愛関係にあったというエピソードを持ってきたのではないでしょうか。

ちなみにこの家康が最も恐れた男真田幸村では、真田太平記で真田昌幸を演じた丹波哲郎が再度、真田昌幸を演じています。

余談になりますが、真田太平記とはひと味違った真田昌幸を丹波哲郎が演じています。

この「家康が最も恐れた男真田幸村」の出演者も真田丸に出演があります。

真田信繁と信幸の祖母であり、真田幸隆の妻である【とり】を演じる草笛光子は、本作品において、寒松院つまりは真田昌幸の妻を演じています。

つまり草笛光子は、真田幸隆、真田昌幸の妻役を演じたことになります。

そして今回、真田昌幸に翻弄される上杉景勝を熱演する遠藤憲一も出演。

本作では、真田幸村の命を狙う服部半蔵役を憎たらしいほどの悪役ぶりを発揮しています。

3人目は今回、情の篤さを胸に秘め、理路整然とことを運ぶ官僚役として熱演する山本耕史。この山本耕史は、勇ましい豊臣秀頼を演じていました。

山本耕史は、新選組!の土方歳三からの流れもありますが、こちら家康が最も恐れた男真田幸村からの流れもあります。

黄金の日日から呂宋助左右衛門が登場

そして大河ドラマでも名作の一つ松本幸四郎主演の黄金の日日で演じた呂宋助左右衛門役で登場することが発表されました。

なんと38年ぶりに呂宋助左右衛門に挑戦するという、これも過去の大河ドラマへのオマージュなんでしょう。

この黄金の日日にも、真田太平記で真田昌幸を演じた丹波哲郎が出演!

丹波さんの凄さを感じ入るばかりですが、呂宋助左右衛門に商いのイロハを教える今井宗久役を好演されていました。

商人呂宋助左右衛門から見た織田信長、豊臣秀吉であった黄金の日日ですが、今回、呂宋助左右衛門は、どのような登場をするのでしょうか?

楽しみでなりません。

まとめ

過去の作品へのオマージュは、スターウォーズシリーズによく見られる手法であり、ジョージ・ルーカスが好むところであります。

今回、起死回生を狙った真田丸も、過去の作品へのオマージュを入れつつ、新機軸を打ち出しています。

例えば、室賀正武の暗殺や上田城築城は、徳川家にお金を出してもらっていたとか、史実に近い内容になっています。

当然ながら、新機軸を打ち出せば、賛否両論になるのは致し方ないところ。

試行錯誤はあるものの、非常に興味深い作品となりつつある真田丸。

これからの放送を楽しみにしましょう。

最後までお読みいただきましてありがとうございます!

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