高橋和也は宇喜多秀家、岡本健一は毛利勝永を演じる
男闘呼組。
かつてジャニーズ事務所所属のアイドルグループ。そして脱皮しバンドとして活動も、1993年に高橋和也の事務所解雇により、解散。
(活動停止状態との説もあり)
その後、個人個人の活動へと移行。
高橋和也は、時代劇にも欠かせない役者となり、舞台でも活躍。
他方、ジャニーズ事務所に所属し、舞台にドラマに活躍する岡本健一。
今回、真田丸において、高橋和也は豊臣家の重鎮であり五大老の一人であった宇喜多秀家に。
そして岡本健一は、真田丸のクライマックスとなる大坂冬の陣、夏の陣にて、主人公真田信繁とともに奮戦する毛利勝永を演じることとなりました。
男闘呼組解散後、1997年に放映された「院内感染」で共演したことがあります。
そこから19年ぶりの共演。
同じ画面にうつることはないと思われますが、真田丸という作品に元男闘呼組の二人が共演することは、ファンにとっては感慨深いものでしょう。
そこで今回は高橋和也と岡本健一の大河ドラマ作品の出演作についてと、演じる宇喜多秀家と毛利勝永について紹介します。
山本耕史との絡みも楽しみな高橋和也
NHKのドラマには、数多く出演している感のある高橋和也。
朝の連続テレビ小説には、1998年のやんちゃくれ、2006年の純情きらりに出演。
大河ドラマは、葵 徳川三代で大野治房、風林火山では馬場信春を熱演しました。
風林火山は主演の山本勘助役が、真田丸で徳川家康を演じる内野聖陽ですから、再共演となります。風林火山では味方であったものが、今回は敵方。どう絡むか楽しみですね。
そして2012年にNHK BS時代劇で放映された薄桜記では、堀部安兵衛を好演。
主演の丹下典善役は山本耕史。
こちらは今回も味方同士。
しかも、石田三成と宇喜多秀家ですから、関ヶ原の戦いにおける西軍の主力。
どう関ヶ原の戦いまでを描くのか?
そして宇喜多秀家を高橋和也が演じるのか楽しみです。
高橋和也が演じる宇喜多秀家は、謀略家として名高い宇喜多直家の息子として生まれ、若くして父が病死したため、家督を継ぐ。
そして、豊臣秀吉から寵愛を受け、猶子となる。秀吉の養女(前田利家の娘)豪姫を正室にするなど、外様でありながら、豊臣の一門衆として活躍。文禄の役には大将として出陣。慶長の役には監軍として出陣するなど、活躍した。
秀吉の没後、宇喜多騒動が起こり、これがきっかけで優秀な家臣団が宇喜多家を退去したことが、軍事力、政治力を低下させたとされています。
関ヶ原の戦いで敗れ、落ち武者狩りに遭う武将が多い中、逃げ切り、薩摩に落ち延びた。
しかし、幕府の知るところとなり、江戸に送られるも、島津忠恒や縁戚の前田利長の懇願により罪一等を免れ、駿河国久能山へ幽閉となる。のち、八丈島へ流刑となる。
この八丈島で1655年まで天寿を全う。84歳であった。
関ヶ原の戦いが1600年ですから、50年あまりの流刑。
従三位権中納言であった宇喜多秀家の流転の人生も凄いところです。
この宇喜多秀家をどう高橋和也が演じるのか?
そして内野聖陽の家康、山本耕史の三成と絡むのか?こちらも楽しみです。
岡本健一が演じる毛利勝永とは
岡本健一も、大河ドラマは三作品目の出演となります。
大河ドラマ最高視聴率を誇る独眼竜正宗では、伊達小次郎を演じ、1996年放送の秀吉では、仲蔵(秀吉の妹の夫のち離縁)を演じました。
そして今回は毛利勝永を演じます。
真田太平記では、仮面ライダーV3でおなじみの宮内洋が毛利勝永を演じました。
毛利勝永は、豊臣秀吉の古くからの家臣森吉成(毛利勝信)の子として尾張にて誕生。
豊前国8郡を秀吉から父勝信が与えられたさいに、森から毛利へ改名を促されたそうです。
よって、著明な毛利元就などの毛利家とは血縁関係はありません。
他の豊臣家臣団同様に、多くの戦いに参戦。朝鮮出兵にも参加しています。
伏見城の戦いで格別の戦果を挙げるも、関ヶ原の戦いでは、安国寺恵瓊の配下で、活躍の場がなく終わってしまった。
のち、改易となり、父と身柄を加藤清正、そして山内一豊に預けられた。
大阪の冬の陣の前に、豊臣秀頼の招きにより、土佐山内家を脱出。
大坂夏の陣では、真田信繁とともに道明寺の戦い、天王寺口の戦いで奮戦。
最後は大阪城に撤収し、秀頼の介錯をしたのち、切腹して果てたそうです。
真田信繁の成果として語られることの一部は、じつは毛利勝永の手柄だという話もあります。
豊臣家家臣として、最後に意地を見せたのが毛利勝永であったとも言えなくない人物であります。
この猛将を岡本健一がどう演じるのか?
真田信繁とどう連携するのか?
かなり楽しみでなりません。
まとめ
男闘呼組というアイドルグループで同じ道を歩み、離れそしてまた共演することとなった高橋和也と岡本健一。
お互い違う道を歩んできた者が、登場場面は違えど、同じ作品にまみえるという構図は、NHKなかなか味なキャスティングをするなと感じ入るばかりです。
それだけ真田丸に対して気合いが入っている証左と思います。
宇喜多秀家を演じる高橋和也の方から出番がきます。
そして岡本健一が最終版の重要な場面での登場となります。
真田丸のまた違った楽しみとして、高橋和也と岡本健一の演技に注目します。
最後までお読みいただきましてありがとうございます!