岡本和真【4番サード】計画進行中
今シーズン、ルーキーイヤーにホームラン1号を放つなど、片鱗をみせた巨人ルーキー岡本和真。
その岡本和真に、新監督高橋由伸から「力をつけてレギュラー争いを」という期待のコメントが、スポーツ報知に掲載されました。
そこで来シーズンの活躍を期待される方も多い岡本和真の来シーズンはどうか?について推考していきます。
トリプルスリー達成山田哲人との記録と比較すると
今シーズンのヤクルトセ・リーグ優勝の立役者山田哲人。
岡本和真と同じ右投げ右打ちの内野手。
山田哲人もチームは違えど、同じドラフト1位入団。
その山田哲人の1年目のファームの記録を比べてみましょう。
年度も違いますから、一概に比較はナンセンスな面があるのは否めませんが、高卒1年目でどれだけできているかの指針にはなるでしょう。
まずは山田哲人の2011年ルーキーシーズンの結果をみましょう。
試合 | 114 |
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打率 | 259 |
打数 | 409 |
安打 | 106 |
本塁打 | 5 |
打点 | 39 |
盗塁 | 17 |
育成に評判のあるヤクルトで1年目からレギュラーとして全試合に出場。
打率は.259ですが、プロの投手相手に106本の安打を打ったことは評価できるでしょう。
そして何より夏場のきついデーゲームもあるイースタンのゲームに114試合を経験を積んだことが、今日の山田哲人を作り上げたのでしょう。
そして、岡本和真の2015年のファームの成績をみてみましょう。
試合 | 69 |
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打率 | 258 |
打数 | 240 |
安打 | 62 |
本塁打 | 1 |
打点 | 16 |
盗塁 | 1 |
1軍にシーズン終盤上がったり、調整で村田が出場することもあり、69試合の出場。
打率は山田哲人に近い258、62本のヒットを放ちました。
ここから山田哲人同様の成長曲線を描けるか?
それには今秋のトレーニングが重要になってくるでしょう。
岡本和真の指導役は育成名人内田順三と井端弘和
巨人の未来を背負うことを期待される岡本和真。
数年後に山田哲人のように、球界を代表するスラッガーに成長するために、巨人も指導者、お目付役に最適なコーチ陣がおります。
広島コーチ時代に、赤ゴジラこと嶋重宣を首位打者に導くなど、育成に評価のある内田順三打撃コーチが引き続き打撃の指導を。
そして今シーズン限りで引退した名手井端弘和が守備の指導します。
内田順三打撃コーチは、
「フェニックスリーグではNo.1。来季の1軍の主軸を打てるくらいの感触だった。
スポーツ報知10月30日紙面より
井端弘和内野守備走塁コーチは
「力が入っていると足が動かない。基本の前の第1段階。いくら打てても守れないとレギュラーは厳しい。(岡本を)最低限のレベルにはしたい」
スポーツ報知10月30日紙面より
とコメントを残しています。
こちらもブログでもお伝えしているとおり、プロで通用する打棒はある。
あとは守備と走塁。
ここが重要になります。
歴史に名を残した名選手の大半が守備も名手であったという事実からも、井端弘和コーチの指導の下、来シーズン、1軍のレベルに守備が達すれば、大いにチャンスはあるでしょう。
まとめ
岡本和真が、巨人のレギュラーになるには、大いなる壁となる男村田修一がはだかります。
プロですから、当然のことながら、壁をぶち破らないと未来を切り開くことはできません。
山田は2年目は1軍で26試合に出場。.250、44打数11安打でした。
そして3年目にはレギュラーポジションに定着するきっかけを掴み、5年目の今年トリプルスリーを達成する選手にまで成長しました。
当然ながら、人それぞれ、成長曲線は異なりますから、山田哲人と異なるでしょう。
かつて巨人も駒田、吉村、そして松井秀喜と高卒の凄いスラッガーを輩出した歴史があります。
その歴史に名を残すために、この秋、岡本和真、鍛えに鍛えまくり、来シーズンは1軍でさらに活躍することを期待しましょう。
今後も岡本和も動向に注目します。
最後までお読みいただきましてありがとうございます!