今永昇太、4戦未勝利も未来は明るい
DeNAのドラフト1位今永昇太。
駒澤大学で2年春からエース。3年秋には東都一部、神宮野球大会優勝。東都通算18勝という実績をもってドラフト後、ラミレス監督から先発ローテーションを期待されていました。
その今永昇太。期待通り先発ローテーション入り。
しかし、味方の援護も少ないため、3敗そして未勝利という状況に陥っています。
そんな今永昇太、今後はどうなるのか?
考えます。
辛抱の連続に耐えられるか?
今永昇太が先発した4試合、なんと打線の援護が1点のみ。昨日も降板後に1点奪っただけという状態。
防御率は2.39は先発投手として十二分のものであり、4勝していてもおかしくない数字です。
(対戦投手の菅野は防御率0.68の圧倒的エースですが・・)
今永昇太の打線の援護が薄かったのはそもそも今に始まったことではありません。
戦国東都と呼ばれる東都大学1部リーグは、どの大学もエースはプロに行くレベルの投手ばかり。
当然ながら、そうそう打てるものではないですから、投手戦が多くなります。
そういったなかで18勝してきたのは、ランナーを背負っても打ち取れる技量があったからこそです。
今永昇太の一番の持ち味は、左右ともアウトローへ決まる直球。空振りの取れる直球です。
駒澤大学時代から、糸を引いたようにキャッチャーのミットへ収まるコントロールは圧巻でした。
その持ち味をプロで活かせるのですから、もって生まれた素質に加えて、努力の賜物でしょう。
一番の問題は、大学時代は援護点がなくても、仕方ないと思えたものが、(と想像する)
プロに入って、援護なし、援護なしと言われ続けることで心理的に否定的になると厳しい局面に陥るでしょう。
つまりは、どんなに援護点がなかろうと、めげず、心を折らないでマウンドで自分の仕事をやり続けられるかに掛かっていると言えます。
今永昇太がエースになるために
多くの期待を背負い、ドラフト1位で入団した今永昇太。
周囲の期待を背に、未勝利ではあるものの、先発ローテーションを1か月守り切りました。
先発投手は、毎日試合に出場する訳ではないので、考える時間がわりと多いというメリットでもあり、デメリットがあります。
次の登板までに、どう気持ちの整理をつけ、平常心でマウンドに立ち続けることができるかがプロ初勝利を得られるかに掛かっています。
計画性の高い能力を有しているとの声も聞こえてきます。
今の試練が、先の1勝、10勝に繋がると思えば、乗り越えられるはずです。
それだけの技量を持つ今永昇太、今後の活躍を期待したいものです。
最後におまけ。
去年の東都入れ替え戦初戦のピッチングです。
このキレを持続すれば大丈夫だ!今永昇太!
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